よくあるご質問(MTシリーズ)

 

ホーム | MT処理土の再利用した実例水浸試験 

 

お客さまよりいただいたご質問をまとめました

お探しの内容が見つからない場合には、
問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

 

Q.セメントが混入した高含水土に「MT-1」を混ぜるとどのような状態になるのでしょうか?

A.MT-1は赤ちゃん用紙おむつや熱さまシート等に使用されている「高吸水性ポリマー」を泥土改質向けに特殊改良した素材を使用しています。本製品は浸透圧の原理で泥土中の水分を吸水するため、電解質を多く含む泥土は吸水力が大幅に低下します。セメント泥土にはカルシウムイオンが多く含まれているため、MT-1では泥土中の水分をほとんど吸水することができません。したがって、セメント泥土対応型であるMT-2であれば問題無く、塑性状態に改質することができます。

 

Q.「MTシリーズ」は基本的には産廃として処理していると思いますが、そのまま現場に残置した場合不具合等があるのでしょうか?

A.「建設廃棄物処理指針(環境省)」では、「廃棄物とは、占有者が自ら利用し、又は他人に有償で譲渡することができないために不要となったものをいう。ただし、土砂及びもっぱら土地造成の目的となる土砂に準ずるもの、港湾、河川等のしゅんせつに伴なって生ずる土砂その他これに類するものは廃棄物処理法の対象となる廃棄物から除外されている。」と明記されています。つまり、土地造成や浚渫工事から発生した泥土は「土砂」であり、推進工事やシールド工事、地盤改良工事から発生した泥土は「廃棄物」となります。

したがって、土砂であれば特に問題はありませんが、廃棄物の場合は各自治体の処理方法に従って処分する必要があります。(詳細につきましては、政令指定都市または各自治体の環境部局までお問い合わせ下さい)

 

Q.植栽、植生の育成に影響する?

A.本製品はpH中性で、土壌環境基準を満足した製品であるため、植生にはほとんど影響はありません。「MT処理土の再利用した事例」をご参照ください。

 

Q.有害な物質が発生する?例えば地下水などに影響するなど。

A.前述のとおり、本製品は土壌環境基準を満足した製品であるため、有害物質は含まれていません。

 

Q.長時間経過すると雨水などの影響により状態が変わる?

MT-1は泥土中の水分を吸水することで改質しますが、MT-2.3は泥土中の土粒子同士をポリマー成分が絡めることで改質します。したがって、MT-1は普通残土同様に降雨によって一部再泥化する場合がありますが、MT-2.3はほぼ再泥化しません。「MT処理土 水浸状況写真をご参照ください。

 

Q.セメントミルク(W/C 60%~80%)を現場で処理して搬出したい場合、「MTシリーズ」を混錬し、硬化させないで搬出できるのでしょうか?

A.W/C=70%の泥水には膨大なセメントが含まれているため、養生7日程度でコンクリートのような性状になることが想定されます。しかし、本製品は改良直後に塑性状態に改質可能であるため、コンクリートのように固化する前に現場から簡単に搬出することができます。また、本製品は団粒化した状態で改質されるため、バックホウで簡単に解きほぐすことができます。

 

Q.重機のトラフィカビリティの確保に当社ではセメント系固化材を表土と撹拌し硬化させているのですが、「過剰硬化」や「セメントの使用禁止」などのトラブルがあります。その場合「MT-1」を使用し対応できるのでしょうか?

A.本製品は、「現場から発生した泥土を如何に早く・簡単に・低コストで搬出させる」ために開発した製品となっております。セメントや石灰等の固化成分が含まれていないため、養生による強度発現はありません。

したがって、MT処理土を盛土材等に再利用する場合は、

  • 天日乾燥し、処理土の含水比を低下させる
  •  他の良質土を混合する
  •  セメントや石灰を併用する

などの処理を行っていただく必要があります。

含水比の低い泥土であれば、qc=220kN/m²程度を発現したデータもあり、設置圧の小さい重機であればトラフィカビリティを確保できる可能性があります。ぜひサンプルでお試しいただければ幸いです。お申し込むはこちらに

 

ホームページの画像・データ・資料は株式会社森環境技術研究所様に所有に基づいて制作しています。